テーピングの基礎
*テープの種類 ①ホワイトテープ ⇒主に急性期 ⇒スポーツ現場では最も用いられる ⇒訓練が必要、習得に時間がかかる ⇒機能低下リスク
②伸縮テープ ⇒亜急性期、慢性期 ⇒扱いやすい ⇒固定力は弱い ⇒機能障害リスクは低い
・テーピングを巻くときは、足首を 90 度にする
・テープがシワにならないように巻く
・テーピングは運動前に張り、運動後はすぐに外す
(1)アンダーラップ アンダーラップは皮膚の保護のために巻きます。 軽くひっぱりながら、シワになったり、隙間があかないように巻いていきます。
(2)アンカー アンカーはテーピングをしっかり巻くための土台となります。甲に 1 本、すねに 3 本巻きます。 1 本目はアンダーラップに半分重ね、2、3 本目は 1/2~1/3 重なるように貼って行きます。
(3)ホースシュー ホースシューは甲のアンカーからアキレス腱を通り、反対のアンカーまで巻きます。 1/2~1/3 ずつずらして 3 本巻きます。
(4)スターアップ
スターアップは足首の動きを制限する上で最も重要。すねのアンカーの内側から踵(かかと)を 通り、外側まで巻いていきます。1 本目はくるぶしの真ん中を通るように巻き、2 本目は 1 本目よ り後ろ側から始まり、踵で重なり、前側へ巻き、 3 本目は 1 本目より前側から始まり、踵で重なり、 後ろ側へ巻いていきます。 2 本目、 3 本目が V 字になるように巻き、スターアップを巻き終えた後、 甲とすねに再度アンカーを 1 本ずつ巻きます。 (5)フィギュアエイト
フィギュアエイトは関節の動きを制限します。(特にねじれの方向)外くるぶしから足首前面の真 ん中を通り、土ふまずから足の裏へ巻きます。足の裏に対してテープが垂直になるように巻きます。
足の裏から甲へ巻き、再度、足首の真ん中を通り、内くるぶしへ巻きます。 (6)ヒールロック
ヒールロックは踵(かかと)部分に不安定感がある時に有用です。 すねの内側から踵を通り、外側まで巻いていきます。 踵の外側を通って、斜めに土踏まずの方向に巻き、足の内側に向かいます。 足の内側で上向きにアキレス腱の後ろ側を通り、すねの外側に達したところでテープを切ります。
*注意点 1、テーピングを必要以上に強く巻くと、しばしば皮膚に水疱(みずぶくれ)を生じ、 特にケガのあとで患部が腫れている場合に起きやすいので注意が必要。 2、できるだけアンダーラップを使用するようにする。 アンダーラップのためにテープの固定性が低下すると思われる場合には、 粘着スプレーを用いるとテープの固定性を増すことができる。 3、テープを巻く部位は清潔にし、皮膚に傷がある場合にはガーゼなどで保護する。 4、体毛が濃いときには剃毛をすることでテープを剥がす時のトラブルを防ぐ。 5、テープやアンダーラップなどに対してアレルギーが考えられる場合、 かぶれなどがある時には、無理にテーピングを継続しない方が良い。
* 日立市で、腰痛、肩こり、坐骨神経痛、不妊症、顔面神経麻痺、半身不随など難病に取り組む鍼灸治療院。
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縁心山鍼灸治療院