何故?内臓を治療するのでしょうか?
何故?内臓を治療するのか?
1、整形疾患にも影響していることがある。例えば、右肩の凝りは、肝臓、左肩は、胃腸・心臓に関係すると言われます。筋膜で、繋がっているので、連動しているのです。
2、姿勢にも影響する。
3、健康に密接の関係する! 内臓のマルチタスクシステムは、命の根源。生命力の源。健康の源。だから、それを回復させることにより、健康になれる!
4、精神系・内科系疾患では、特に必要。自律神経を整えるには必須!
5、患者さんが求めている治療!
肝臓の働きとは?
1、何故?最初に肝臓からか? ⇒ 1番重要な臓器だから。
2、解毒、代謝、胆汁の生成とは排泄、ホルモンの生成、糖の貯蔵など。
肝臓が受ける影響は?
1、解剖学的には、横隔膜と連結
2、腸からの血液の質、汚れ
3、膵液の分泌
4、脾臓の機能低下
5、腎臓・副腎疲労、腎臓の水溶性の毒の排出
6、副腎・卵巣からのホルモン量低下
7、下垂体機能低下など
胆汁の働きとは?
1、脂質の消化・吸収の促進
2、ビタミンAや、ビタミンEといった、脂溶性のビタミン吸収
3、コレステロールの排除
胆嚢の役割
1、胆汁の貯蔵
2、胆汁の濃縮(約10倍)
3、胆汁の排出(総胆管から十二指腸へ。オディ括約筋の弛緩で流動する)
胆汁の排出
1、迷走神経とホルモン。食べ物が、十二指腸に達すると、十二指腸は、伸長し、ホルモンと副交感神経の刺激により、胆嚢が収縮する。 オディ括約筋は、副交感神経の刺激で弛緩し、開く。
脾臓は、なぜ治療する?
1、血小板・赤血球の貯蔵
2、リンパ球の増殖・血液中の免疫に関与
3、古い血球・血小板・免疫の破壊(ビリルビン)
4、赤血球の産生
5、肝臓・小腸・胸腺と同様、免疫器官の1つである
6、脾臓を摘出していると、マラリア・インフルエンザ・肺炎球菌などで重症化し易い
7、過剰になるとアレルギー・喘息など
脾臓は、なぜ治療する?
1、外分泌消化酵素を作り出し体内に送り出す)と内分泌(いろいろなホルモンを作り出し体内に送る)
2、膵液(消化酵素、食べ物を分解する)が不足すると、下痢や便秘になる。心窩部不快感・腹痛・背部痛 ⇒ 進行すると全身倦怠感、体重減少
3、血糖値の調整。α細胞:血糖値を上げるグルカゴン、β細胞:血糖値を下げるインスリン
4、肝臓、十二指腸と機能的に連結している
小腸(十二指腸、空腸、回腸)
1、食べ物の消化。消化酵素を分泌し、アミノ酸やブドウ糖といった栄養素に分解する。
2、栄養を吸収。消化された栄養分を小腸内壁から吸収する。
3、食べ物を大腸に運ぶ。収縮運動を繰り返し、残りを大腸へ送る。
4、栄養素のほどんどを吸収し、有害菌の体内侵入阻止。
5、回腸には多くの免疫細胞がある。
大腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、結腸)は何で治療する?
1、水やナトリウムを吸収し、便にして、肛門へ運ぶ
2、大腸菌や乳酸菌など100種以上の細菌が存在すると言われ、胃や腸で分解されない食物繊維をエネルギー源に分解したり、感染を予防する。
心臓はなぜ治療する?
1、胸骨の裏に位置する。胸骨は、肋骨の動きで前上方に動く。つまり、この胸骨や肋骨の動きが重要
2、心臓へ流れる血流量は一定ではない。立位より、臥位の方が増える
3、血液量が増えると、心臓が調整して、心臓から出る血液量が増える
4、縦隔と胸郭の可動性が重要。
5、心臓=勘定・ストレス(精神的抑圧)・不安と密接に関係
6、例:ストレス ⇒ 血液中の酸素量・血圧に影響 ⇒ 頻脈、徐脈
子宮・卵巣はなぜ治療する?
1、子宮は、子供のシェルター
2、分厚い筋肉(平滑筋)で出来ている。
3、構造が大切。膀胱の上に乗っている。
4、硬くなると、動きが悪くなる。必要以上に収縮が必要になり、生理痛の一因になる。
5、卵巣は、卵子の生成、成熟、排卵を行う
6、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロンを分泌する。
7、卵子の元となる、原子卵胞を有する。
腎臓はなぜ治療する?
1、水溶性の毒の排出
2、血液の濾過(ろか)し、老廃物や塩分を尿として排出
3、血圧の調整
4、血液を作る
5、体液量とイオンバランスの調整
6、強い骨を作る
7、呼吸によって3~4㎝動く
8、腎筋膜は、大腰筋・腰方形筋・腹横筋と連結し、影響を与える ⇒ 腰痛との関係性
副腎はなぜ治療する?
1、腎臓の上部に位置する
2、アドレナリンなどの様々なホルモンを分泌し、血圧、心拍数、発汗など交感神経でも調節される機能へ影響する
3、塩分を調整するホルモン生成
4、ストレスから、身体を守るホルモンを出す(ストレスの対処)
5、免疫や炎症の対処
6、糖代謝を調整
7、血圧を正常に保つ
8、疲労すると ⇒ 慢性疲労、朝起きられない、感情の起伏が激しくなる、性欲減退、睡眠障害